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2016-09-09 (Fri)
9月13日の本会議一般質問の予定稿です。

市民活動、公益活動について質問をさせていただきます。

今、中野区内で、熱心に市民活動に取り組んでいるAさんがいます。

Aさんは、区内で活動する子ども食堂が今3つありますけれども、そのうちの二つをウェブ上で結び付け、中野区子ども食堂ネットワークの設立をコーディネートしました。そのネットワークは、今はまだたいした活動はしてませんけれども、子ども食堂同士の情報交換や相互交流には役立っています。

また、今、区内では、中野区が行っている無料塾「しいの木塾」とは別に、それ以前から、中学生対象の無料塾「よもぎ塾」という市民活動が行われています。とある子ども食堂の日程と、そのよもぎ塾の日程が重なっていることに着目したAさんは、子ども食堂からよもぎ塾に対して、おにぎり等の軽食を差し入れしてもらうように、両者をコーディネートしました。

今、そのAさんは、区内で子ども食堂を開設したいと考えている人と、そして、同じ地域にあって、地域とのつながりを模索している福祉施設、その福祉施設には広い活動スペースがありますので、その両者を結びつけようとしている最中でございます。

Aさんの活動は、子ども食堂関連にはとどまらず、区内の子育て支援活動者同士のネットワークを作ったり、子育て支援活動の宣伝告知の場をウェブ上に作ったりと、Aさんがいたことによって、中野区の子育て支援活動を3年は先に進めることができたと、私はそう考えております。

そろそろ皆さんお気づきのことかもしれませんけれども、そのAさんとは、何を隠そうこのわたくしのことでございます。

市民活動の多くは、社会における何らかの問題を、既存の社会システムや行政には頼らず、もしくは頼れず、自発的に解決しようとして生まれています。

こうした市民活動を支援していくことで、地域の支え合いやネットワークが広がっていく、本来行政がするべきサービスを補完したり、行政のサービスでは補えない部分までをも補完することができる、市民と行政が協働していくことによって、より暮らしやすい社会ができていく、「新しい公共」のひとつの形であると私は考えております。

そうした、市民参加型の社会をよりカタチにしていくためには、やはり、行政による市民活動の支援が必要だと思います。これまでは行政が一から十まですべてやらなければならなかったことを、一のタネをまいて、あとは育てることと、広げることを応援してあげればそれが十にも百にも、育ち広がっていく、その可能性が市民活動にはあるんです。市民活動の支援は、行政にとっても大きなメリットがあるんです。

とりわけ、これから児童館がなくなってしまう中野区にとっては、子育て支援活動の担い手を育成支援していくことは大きな課題であると私は考えています。

中野区では、現在、公益活動に対する基金助成や政策助成をおこなっており、多岐多様な市民活動に対する金銭的な援助をおこなっていることは私も高く評価いたします。

しかし、金銭ではないサポートに関しては、主に社会福祉協議会がおこなっており、どうしても福祉寄り、高齢者向けのサービスの提供が中心となってしまっています。

冒頭に私が申し上げたような、人と人とをつなぎ、団体と団体とをつなぐコーディネート役をできる人や組織が、今の中野区には圧倒的に不足しているんです。

そもそも、中野区では、NPOを除く草の根の市民活動に関する情報の把握すらしていない。どこで誰がどんな活動をしているのか、区民活動センターがそれぞれ細切れな情報を把握しているほかは、ほとんど誰も情報を持っていない。手元に情報がなければ、情報の提供もできませんし、ましてやコーディネートなどできるわけがありません。

私が区議会議員でいる間は、私がコーディネーター役を果たしてもいいのですけれども、私は何の組織も持たない、過去2回も落選している、吹けば飛ぶような、か弱い無所属議員でございますから、いったいいつまで区議会議員でいられるかわからない。ですから、せめて、せめて私が区議会議員でいる間に、ぜひ、中野区の市民活動を、もっともっと活性化させていきたいし、行政にもそうしていただきたいと、そう考えております。

中野区は、これまで、公益活動支援として、年に一回の公益活動団体交流会を開催してきました。参加者の評判はおおむね好評であるようですが、年に一回とはあまりにも少なすぎる。

直近の公益活動団体交流会は今年2月、平日の夜に開催され、約50人の参加者がいたものの、子育て支援活動の関係者は私一人だけでありました。繰り返しになりますけれども、児童館が廃止されるこの中野区において、子育て支援活動の担い手となる区民を今から育成支援していくことは、喫緊(きっきん)の課題であります。

また、中野区の地域活動推進分野では、NPOに対する一定の支援をおこなっております。NPO設立のための講座を開催したり、窓口では相談にのったり、先日開催されましたが、NPOパネル展示もおこなっております。

NPOという制度ができてから15年以上がたち、一時期のNPOブームは沈静化しております。市民活動をする人たちの間では、NPOのメリットデメリットも理解され、必ずしもメリットばかりではないという共通認識も生まれています。

中野区内に本拠を置くNPO団体の数は200を超えたあたりで頭打ちであり、ここ数年、あまり増えておりません。また、中野区に本拠を置くNPOのうち、今現在、中野区内で活発に活動をしている、実態のあるNPOは多く見積もっても3割程度しかいないのではないかという印象を私は持っております。

これは中野区の例ではありませんけれども、選挙に出る際の肩書欲しさに、ほとんど実態のないNPO法人を作り、NPO代表などのプロフィールを名乗っている人もいるという噂を聞いたこともあります。

このように、NPOイコール市民活動と考えられていたのはもう10年も前の話でありまして、今の市民活動家の多くは、必要があればNPOを作るけれど、必要がなければあえて作らない。そういったスタンスでおります。

にもかかわらず中野区は、いまだに、NPOを支援することイコール公益活動支援だと、勘違いしているフシがあります。NPOだけが公益活動じゃない、それ以外の草の根の市民活動を活性化させるために、もっといろんな取り組みをしていただきたいと、私は考えております。

たとえば、新宿区では社会福祉協議会が、地域イベントに対して、無料で様々なイベント用品を貸し出しております。

新宿区で、無料で貸し出されているイベント用品を列挙しますと、もちつきセットに高齢者疑似体験セット、子どもが喜ぶ綿菓子機は2台もあって 、ゲームや輪投げのセット、鉄板焼機に石焼芋機にポップコーン機に発電機、さらには、ウサギとトラの着ぐるみがひとつずつ、あとはテントがふた張と。

この場にいる皆さんの多くは、区内の様々なイベントに関わって汗を流している方々だと思いますけれども、そうしたイベント運営者が泣いて喜ぶような物品の貸し出しを、なんと無料でおこなっています。

これは新宿の社協に限った話ではなくて、全国津々浦々、だいたいどこの自治体でも、市民活動支援センターとか、ボランティア活動支援センターのような施設があって、そこの施設では物品の貸し出しを始め、様々な市民活動支援をしている。

一方の中野区はどうでしょう?公益活動情報コーナーはたった3年?で廃止されてしまいました。公益活動のために、10年前のプロジェクターとスクリーンを貸し出ししてくれるそうですけれども、もうそれもそろそろ交換してもいい時期なんじゃないかなと、私は考えております。

区民活動センターでは机とイスとテントを貸し出してくれるのはこれはこれでホントにありがたい。また、食育推進のためにうさごはんの着ぐるみを貸し出していただけるのもホントにありがたいと考えています。

しかしですね、しかしやっぱり綿菓子機とか欲しいです。市民活動支援に関しては、中野区はホントに遅れている。ここまで理解のない自治体も珍しいんじゃないかと思うぐらいに遅れています。

今までいろんなことを述べましたけれども、それらのことを踏まえまして、中野区の公益活動・市民活動に対して、より一層の支援をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか?
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| 中野区をどげんかせんといかん! | COM(0) | TB(0) |















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