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2016-02-23 (Tue)
ただいまから、小宮山たかしの一般質問をさせていただきます。通告した質問のうち、子育て支援についてはまた別の機会にさせていただきます。

まず、U18の廃止について、他の議員の質問にもありましたので簡潔にうかがいます。

U18の廃止は、乳幼児・小学生・中高生を分断するものであり、区の掲げる切れ目のない子育て支援に逆行するものであります。

中野区は、児童館やU18をスクラップして、新たに地域の子育て支援活動を支援していく、スクラップ&ビルドの考え方を公表しました。けれど、今、区内で、誰がどんな子育て支援活動をしているのかという基本情報でさえ、中野区はまともに把握をしておりません。また、子育て支援活動をサポートする制度も、まだまだ不十分であります。

今の計画のままでは、単なるスクラップだけが残ってしまうのではないかということを私は危惧しております。児童館を含め、U18の廃止計画の撤回と見直しを求めますが、いかがでしょうか?
つい先日のことですが、世田谷区で、児童養護施設を退所して進学する、いわゆる18の春の自立支援策として、給付型の奨学金制度の創設が発表されました。

中野区としても、世田谷区を参考にして、児童養護施設を退所して進学する児童に対する、給付型の奨学金制度を創設されてはいかがでしょうか?

次に、学校跡地利用についてうかがいます。
今後の学校再編にともない、区内各地で廃校となる小中学校が出てきます。学校は、商店街や町会や児童館U18と並ぶ地域コミュニティの核であり、その跡地利用については、地域住民の誰もが関心を寄せております。

区内における学校跡地利用の先行事例として、タイケン学園が経営するマンガアートコートがあげられます。タイケン学園との、1年2400万円の賃貸借契約は今年の9月半ばに切れ、その後はURが、中野駅西口地区再開発のためのタネ地として、あの土地を活用することがすでに決定しております。


これまでの4年半、タイケン学園およびマンガアートコートは、マンガやイラストや音楽の専門教育機関として、少なからぬ卒業生を世に送り出してまいりました。また、年に一度、年に一度だけではありますが、にぎわいフェスタにおいては一大イベント会場として、学校ぐるみで地域との交流をしていた他、在学生が観光協会のボランティアに参加したり、地域のお祭りに参加したりということもあったようです。

これまで4年半の成果を検証し、今後の新たな学校跡地利用の参考にできればと考えまして、マンガアートコートについていくつか調べてまいりました。

まずはマンガアートコートのHPにアクセスをしてみたのですが、去年の更新履歴はたったの7回でありました。また、「地域との連携」という特設ページを見ますと、平成25年からま~ったく更新がされておらず、地域との交流をしているのかいないのか、HPを見た範囲ではどうもわかりませんでした。

マンガアートコート内では、「フォトギャラリーモモゾノ」という写真ギャラリーが運営されています。このギャラリーは、運営者4人の個展をはじめ、運営者4人の個展をはじめ、その他の展示もやっていきますということが、ギャラリーの運営方針として示されています。これを文字通り受け止めると、たった4人の写真家の個展開催を主目的としたギャラリーであるかのように受け取られかねません。

私も、日本で何本かの指に入る写真の新人賞を受賞したことのある写真家ですから、そのギャラリーを借りるためには、いったいどうしたらいいのか、ネット上で調べてみたのですが、結局わかりませんでした。たまたまそのギャラリーで展示をしていた、運営者の専門学校の教え子という女性に、このギャラリーをいくらで借りたのか聞いてみたところ「先生からお気持ち程度で貸していただきました」という返事でした。

どうもですね、公共性のまったくない、4人の写真家とその仲間たちによる、プライベートなギャラリーとして、そのギャラリーは運営されているような印象を受けました。

ホームページを見ると立派なことも書いてあるんです。「写真をはじめ新しい芸術表現を目指す若手アーティストの育成・支援」とか、「中野という立地を生かした企画や、地域との繋がりにも積極的にアプローチし、若手写真家の交流の場としての役割も担う」とか、そういうふれこみはとても素晴らしいのですが、実際にやっていることは仲間うちだけでのギャラリー運営ですから、どうも、ホントにこれでよかったのかという印象を、私はぬぐうことができませんでした。

あと、マンガアートコートのホームページには載っていないんですが、現地に行くと、プラネットフーズという食品会社が存在しておりまして、ひとつの教室を使用しております。私は現地に二回足を運んで二回とも留守だったんですけれども、調べたところによると、「新食材の普及、新レシピの開発を行い、食材不足を文化的芸術的に解決する」食文化の発信をするというふれこみであそこに入っているそうなんです。しかし、インターネットで検索してもその会社の情報は出てきませんでした。そして、事務局の話によると、地域との交流とかは特別持ってはいないということでした。アートともサブカルチャーとも関連が薄く、そして区民との交流も持っていないような会社に、あのスペースを貸し出すことによって、中野区にいったいどんなメリットがあったのかなという疑問も、私はぬぐい去ることはできませんでした。



さらにですね、あそこには「ももっこルーム」という地域交流スペースがありまして、本来であれば区民が自由に使える空間なのですが、私の周辺で、そのスペースの存在を知っていた区民は一人もいませんでした。現地に行ってみるとですね、机とイスがとりあえず置いてありますが、それ以外は何もなく、窓はひとつもない、なんとも居心地の悪い、落選した候補者の選挙事務所のような印象の空間でした。

中野区の公式HPで「ももっこルーム」は一件もヒットせず、ネット全体で検索してみると、コスプレイベントの休憩所として何度か使われていたことがわかりましたが、それが、果たして、地域交流スペースとして正しい使われ方なのかどうか、区民にどれだけ周知されていたのか、周知のための努力をいったいどれだけしてきたのかということをですね、残り半年で今さらなんですけれども思いました。

マンガアートコートでは、マンガやフィギュアやアニメやイラストなどの専門的な講座は、フルタイムとパートタイムとを問わず、確かにいろいろ展開されているのですが、地域の住民や、一般区民向けの講座はほとんどなく、区が施設を提供したことで、いったい何が中野区および中野区民に還元されたのかということが、やはり見えにくくなっています。

中野区として、タイケン学園に、旧桃丘小学校跡地を賃貸借したことで、当初見込んでいたとおりの効果をあげられたと、胸を張って言えるのかどうか、区や地域コミュニティにとって、本当にメリットのある、無くなるには惜しいような施設であったと言えるのかどうか、これまでのマンガアートコート運営に対する評価をうかがいます。

そして、今後の廃校の有効活用にあたっては、マンガアートコートの事例をよく検証し、反省すべきところは反省もし、さらに他区の廃校利用も参考にするべきでしょう。

かつて中野区にあったおもちゃ美術館は今では新宿区の廃小学校にあり、年間13万人、年間13万人もの来場者がいるそうです。これが中野区にあったらなあというのは本当に悔やまれます。

世田谷区では、デザイン・建築・映像・食・アート・ファッションなどのクリエイターに教室を開放した「ものづくり学校」を廃中学校に開き、新しい産業の活性化、創業支援などを目的にした活動を行っています。またワークショップなどのイベントを随時開催し、新たなコミュニティづくりや地域の活性化を目指しています。とのことです。

千代田区にある3331アーツ千代田も、廃中学校に作られた施設で、アートギャラリー、オフィス、カフェなどが入居し、ワークショップや講演会といった文化的活動の拠点として利用されています。また、無料で利用できるフリースペースも充実しており、近隣にお勤めの方々やベビーカーを押すお母さんたちで賑わい、夕方には宿題をする子供たちの姿も見られます。とのことです。

中野区としては、マンガアートコートの、よかったところ悪かったところの反省をふまえた上で、学校跡地利用を考え、たとえば、市民活動団体やNPOの交流拠点をつくって、小中学校亡き後の地域コミュニティの拠点を確保したり、中野区らしい文化や芸術、たとえば音楽や演劇やダンスやマンガやサブカルチャーやスケボーや写真など、若者を中心とする文化芸術およびスポーツの拠点を作るといったことをですね、民間活力を導入しつつ、検討・活用されてはいかがでしょうか?
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| 中野区をどげんかせんといかん! | COM(0) | TB(0) |















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