12345678910111213141516171819202122232425262728293031
2015-03-22 (Sun)
『中野区の待機児童を減らす会』から寄せられた「中野区の学童はどうあるべきか?」という公開アンケートに対する小宮山たかしの公開回答


私は中野区の学童連絡協議会の会長として、この一年間、中野区の学童クラブの保護者の声を区に伝える役割を果たしてきました。中野区学童連絡協議会の発行する「なかのがくどう」の最新号の私が執筆した記事中から、一部を引用して回答します。

少子化どころか、実は増えている!?中野区の子ども達

中野区では、現在25ある小学校を20校に、20ある児童館を9館に再編していく予定です。「少子化だから…」というのが、施設再編の大きな理由の一つですが、中野区の子どもの数はどれだけ減っているのでしょうか?

4.png

実は、別図のとおり、中野区の乳幼児の数は、過去8年間に限って言えば、順調に増え続けています。昨年、保育園の待機児童数は過去最多の241人にのぼりました。

保育園の志望者や待機児童が増えているということは、近い将来、学童の利用者が増えるということも意味しています。保育園の場合、親さえ頑張れば、自宅から離れた園まで通園することも可能ですが、学童の場合、そういうわけにはいきません。学童の待機児童問題は、今後、より大きな課題となりそうです。

実は、小学校より、学童にいる時間の方が長いんです!

学童で過ごす時間は、小学校で過ごす時間よりも年間460時間も長いというデータがあります(2012年全国学童保育連絡協議会調べ)。だからこそ、学童の量だけでなく、質の確保も大切です。

今、23区内では、学童を廃止して、全児童対策事業に一本化されてしまった区が、半数弱にのぼります。全児童対策事業とは、すべての児童を対象とした放課後の居場所づくりのことで、中野区の場合、小学校内に設置されるキッズプラザがこれに当たります。(ただし、中野区の場合はキッズプラザ内に学童も併設されており、学童は学童としての機能を保持しています)経費削減と、待機児童解消が、全児童対策事業のメリットです。

すべての児童に放課後の居場所が確保されるのは悪いことではありませんが、今の学童にあるような、手厚い見守り、おやつ、面談、連絡帳、保護者会、長期休み中のお弁当手配、見送り(学童によって実施していないサービスもあります)などのサービスはほとんどなくなり、明らかな質の低下を招きます。

中野区が推進するキッズプラザが、学童廃止の布石とならないよう、今後も注視していく必要があると考えています。
スポンサーサイト
| 中野区をどげんかせんといかん! | COM(0) | TB(0) |















管理者にだけ表示を許可する