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2015-03-21 (Sat)
『中野区の待機児童を減らす会』から公開質問状が届きました。

文字数制限のない自由記述式アンケートは、選挙前のこの時期にはホント勘弁してください…。
下記の回答を作るだけで4時間かかってしまいました…。
しかもまだあと3問残ってるし…。

「中野区の待機児童数は今後どうあるべきか?」

まず最大の前提として、子どものいない街に未来はありません!!!!

日頃、区議会議員としての分をわきまえ、国政についてはあえて語らないようにしているのですが、こと「少子化」については、中野区単独の問題ではないので、まず、国全体のお話をさせてください。

現在の少子化は、中野区のみならず日本全体にとっての「国難」であると私は考えています。

たとえば年金をはじめとする社会保障制度、かつては、約9人の現役世代が一人の高齢者を支える「神輿型」でしたが、現在は、3人で一人を支える「騎馬戦型」になっています。そして、2050年には1人で一人を支える「肩車型」になるとも言われています。

すでに、「最後のチャンス」であった段階ジュニア世代の出産適齢期は過ぎつつあり、現在の少子化は、小手先の制度改革などではどうしようもないところまで来ています。

とにかく少子化を解消することによって国力をあげることこそが、日本の最大の課題です。

そして、少子化を解消するためには何をどうするべきか?

子育てしやすい街をつくること。

それが、「子育てしにくい」と言われる中野区の区議会議員として、最大の使命だと私は考えています。

中野区議会には42人の区議会議員がいます。すべての議員のプライベートを正確に把握しているわけではありませんが、15歳以下のお子さんがいる区議会議員は10人強程度。また、その中で、保育園を利用したことのある議員は、おそらく5人程度なのではないでしょうか…。さらに、わが子が待機児童になった経験のある議員となると……。

私自身、5歳8歳二人の子どもの子育て真っ最中の父親です。妻は看護師としてフルタイムで働いており、上の息子は待機児童でもありました。我が子が待機児童になったことに対する怒りこそが、私が区議会議員になった最大のきっかけでもありました。

議会にはなかなか届かない、子育て世代の声を、そして子ども達自身の小さな声を、議会に運んでいきたい。そう思って僕は区議会議員になりました。僕は無所属ですから、どんな組織にも、政党にも、宗教にも、しがらみにもとらわれません。ただ区民の声に、とりわけ子育て世代の声に忠実でありたいと考えてこれまで活動を続けてきました。

僕が議員になってから…というわけではないかもしれませんが、中野区では、平成25年度から、毎年200人以上の保育園定員を増やしています。そして今後も、保育園の数を増やす方針を掲げています。保育園の数を増やすことによる待機児童対策に関しては、まだ足りないものの、一定の努力をしているという評価はしてもいいのではないでしょうか。

1、 量より質の確保を

量の確保が進む一方で、やはり気になるのは質の確保です。
私が調べたところによると、今年4月開園の区内の保育園の大量の求人が、3月初旬のハローワークに出されていたということがありました。全国的に保育園の増設が進み、世田谷等の一部の区では家賃補助などの待遇改善を図る中において、中野区が、他区を出し抜いて、良質な保育士を確保できるという保証はどこにもありません…。

毎年200人以上の定員増は喜ぶべきことだとは思いますが、良質な保育士の確保のために、中野区独自の待遇改善策などをつくるべきだと私は考えます。

2、 年齢上限のある園を多く作りすぎているのでは?

中野区は、今年、年齢上限のある小規模保育所を6カ所以上作りました。そうした園では、3歳程度になったら転園をしなくてはなりません。しかし、3歳になってからの受け皿が十分に確保できているとは言えないのが現状です。

下記のデータはこれまでは非公開であったものですが、私が本会議の一般質問で公開を求め、それが実現したものです。
「平成26年4月入園の第1次選考結果(入園下限合計指数)」
http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/244000/d001477_d/fil/2604sisuu.pdf 

このデータを見てみると、3歳児での転園は非常に激戦であり、点数がいくらあっても転園できない可能性もあるということが伺えます。

この先、1歳児の壁に引き続き、「3歳児の壁」ができてしまうのではないか?ということを私は危惧しています。

3、 0歳児保育、1歳児保育の供給数を見直すのも一案では?

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査によると、0歳で子どもを預けて復帰した東京のワーキングマザーのうち、34.3%は、「1歳以降では保育所に入れないから」を、0歳で預けた理由(複数回答)としてあげています。また、それだけを理由にあげた女性も8.8%存在しているそうです。

ほぼ満1歳で0歳児クラスに入れるよう、4月生まれになるようにバースコントロールをする世帯も世の中にはあるようです…というかウチもそうでしたw

0歳児保育には多額のコストがかかります。保育士は0歳児3人につき1人いなければなりません。

http://nakano1188.blog10.fc2.com/blog-entry-1555.html
「思い出洋品店ブログ」によると、中野区の公設公営保育園での0歳児保育には一人当たり月415000円ものコストがかかっています。1歳児保育だと、園児と保育士の割合は6:1ですみますから、保育コストも218000円になります。

0歳児保育にかける多額のコストを削って、それを1歳児クラスに回せば、1歳児クラスへの入園がしやすくなり、これまで、「1歳児クラスは激戦だから」という理由だけで0歳児保育に預けていた人は1歳児クラスからの入園を考えるはずです。

0歳児クラスを減らし、1歳児クラスを増やすことによって、行政のコストも減るし、母子が長く触れ合える、行政も保護者もWINWINの結果になるんじゃないかと、机上の計算では思われるのですが…。区として、実態調査をし、今後の検討課題にするべきであると私は考えています。

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