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2013-07-22 (Mon)
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20130721ddlk13040106000c.html

街活:/19 新旧中野で未来生み出す 集い楽しみ、動く力に /東京
毎日新聞 2013年07月21日 地方版

 東京・中野で街おこしに取り組む草の根組織「なぱの」。昨年1月、中野区職員で地元出身の永見英光さん(39)が、電気工事会社に勤める高校の同級生と久しぶりに会ったのがきっかけだった。「生まれ育った中野をもっといい街にしたい」と2人は意気投合。発想を出し合う「中野パーティー」を始めた。

 カバン店店員、フリーター、デザイナーなど、さまざまな職業の仲間が集まるようになり、区外居住者の何人かが「なぱの」に未来を託して区内に転居する熱の入れよう。メンバーは20人近くに増えた。永見さんはその役割を「やりたいことがあっても方法が浮かばない人に手を差し伸べる組織」と評する。

 そんな「なぱの」に救われた女性がいる。上田麻子さん(40)。幼稚園児2人を持つ上田さんは仕事復帰の希望と子育ての現実に苦しみ、自分を見失ってどん底に落ちた経験がある。「もうだめだ。このままでは虐待に走ってしまうかもしれない」という切羽詰まった時期に、区が開催していた子育て支援プロジェクトに巡り合い、最悪の事態は免れた。だが、そのプロジェクトも1年もたたずに廃止になった。


ちなみに、この子育て支援プロジェクトというのは、僕(小宮山)も参加したことのある「NP(ノーバディーズパーフェクトプログラム)講座」です。いい講座だったんですけどね…。

NP講座のような子育て支援活動を、区議会議員として区に求めることは引き続きおこなっていきたいと思いますが、中野区は、子育て支援に関しては非常に腰が重くフットワークが悪いので、区に求めるだけではなく、自分たちの手でママ同士のネットワークを作り上げていこうと、今いろいろと試行錯誤しています。

 「働きたい」「でも子育てとの両立が難しい」と悩む母親はたくさんいるはずと上田さん。そんな悩みを抱える母親を助けるためにできることがあるはずだが、どうしていいか分からない。再び考え込んでいた時、「なぱの」と出会った。

 メンバーからの助言で昨年10月、「ココ×ラク〜ママの働くを考える」を発足。会員になったお母さんたちと情報を共有し、仕事と育児の両立を支援する活動を始めた。活動は就職支援だけにとどまらない。例えば、中野駅にはエレベーターがない。幼子とベビーカー、荷物を抱えたお母さんは現実問題として階段を前に途方に暮れる。「『ママさんを支援するマーク』を作れないかと。妊婦さんのバッジのように、困っているお母さんに手を差し伸べるきっかけになってほしい」。中野なら優しい街になれると上田さんは考えている。

 地域の橋渡しを買って出る若者もいる。「ひだまりカフェ」。中野駅北口から歩いて5分。ビルの2階の店舗を訪れると、壁一面に白いレンガが張り巡らされ、店内が明るく輝いていた。昨年2月のオープン。レンガは約80人の大学生がボランティアで張った。「私の店じゃなく、来店するみんなの店にしたかった」とオーナーの萩原勇人さん(24)。

萩原さんは大学時代、アフリカに給食支援をするNPOに所属。社会のために活動する若者を支援したいと考えた。そのためには活動の拠点となる場所が大事と考え、誰もが集い、意見を交わせるカフェの開店に至った。

 中野に進出した大学の学生ばかりでなく、地元の住民や企業の社員も顔を出すようになり、自己紹介が始まって人脈づくりの場となった。街の掃除を月に3回行うプロジェクトも発足した。「母親とか、お年寄りとか、集いの場が少ない人たちが集まれる場所にもしていきたい。中野が何かを発信していく力になれば」(萩原さん)

 中野は集いを楽しみ、結びあって、知恵や文化を広げる土壌があると感じた。職業も国籍も年齢も問わず、ネットワークを育む街だった。【窪田弘由記】


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