123456789101112131415161718192021222324252627282930
2013-03-22 (Fri)
中野通りの桜は7~8分咲きぐらいです。

来週末まで持つかどうかはわからないので、花見するならとりあえず今週末が無難でしょうね。
sakuranakano1.jpg
今日の中野通り。(携帯で撮影)

昨日、区議会の控え室に、元打越保育園の職員であったという方やその支援者が陳情に来ました。打越保育園は、中野区の公設民営保育園です。

僕はたまたま別件があって直接対応はほとんどできなかったのですが、応対した同僚議員からの情報や、いただいたビラや、ネット検索を見た上で、区の保育園担当者からも事情聴取をして、だいたいの内容はわかりました。

・2010年当時、打越保育園で、園長が男性保育士(キャリア17年・同園勤務約1年未満)に対して「男のくせに保育というのは男の異端者。アウトローだ」と発言した。

・別の女性保育士(キャリア16年・同園勤務3年未満)の目前で、園児が絵本を取り合って破いた事について、「辞めろ」「(絵本を)弁償してください」と主任や園長が言った。

・上記のようなセクハラパワハラがあった。いじめ・パワハラ事例が二人合わせて55件にのぼる。

・子ども達に対して乱暴な言葉遣いをしたり、強く手を引っ張ったりするなど、保育状態もよくなかった。

・被害を受けた二人のうち一人は解雇され、もう一人は自宅待機(もしくは異動)を命じられた。

・全職員約20名程度のうち、10人が辞める年があった。

・現在、この件について、2人の保育士の復職を求め、当事者と雇用主のピジョンハーツの間で裁判となっている。

・中野区が調査委員会を作って調査した時点では、上記のセクハラパワハラ事例は見当たらなかった。本人たちへの事情聴取はしていない。

元職員もベテラン保育士で、一人前の大人ですから、まったくのデタラメをでっち上げているとは、僕にはとても思えません。中野区の調査が妥当なものであったのかどうかは、疑問の余地が残ると思います。

しかし、事件?から時が経ち、当事者も少なくなり、園側もそれなりに対策をとったであろう今となっては、真相究明は簡単なことではありません。

区の担当者の話によると、打越保育園は評判も上々であるということでした。また、現在は園長もかわり、職員の離職率は他園と比べて特別高いわけではないそうです。

元職員は東京公務公共一般労働組合という、労働組合の支援を受けて闘っています。労働者が労働組合から支援を受けることは当然の権利なので悪いことではありませんが、もはや、これは、個人対企業の問題ではなく、労働組合対企業の「労働争議」になっています。

また、この問題を、保育園の民営化に反対するための事例として取り上げるケースも見受けられます。こうなってくると、「政治利用」されているという印象をぬぐいきれません。

もっと早い段階でお互いに歩み寄ることが出来ていれば、ここまで大きな騒動にはなっていなかったのでしょうが、問題が大きくなりすぎて、区内保護者にも動揺を与えているものと思われますので、今回、あえて冷静な意見を、なるべく中立の立場で、ここに載せておくことにしました。

元職員を支援する、中野ピジョンハーツ争議の「勝たせる会」という組織があるそうです。その呼びかけ人は、浅井春夫さん(立教大学教授)、伊藤周平さん(鹿児島大学教授)、大宮勇雄さん(福島大学教授)、垣内国光さん(明星大学教授)、佐藤正勝さん(ほうんネット代表世話人)、二本松はじめさん(つながりあそび・うた研究所所長)、中西新太郎さん(横浜市立大学)、牧柾名さん(元東京大学教授)、茂木俊彦さん(桜美林大学教授)、村山祐一さん(帝京大学教授)、八坂玄功さん(中野在住の弁護士)、山科三郎さん(哲学者)、世取山洋介さん(新潟大学准教授)という、錚々(そうそう)たる面々です。

でも、中野区に在住している人は一人だけのようですし、打越保育園保護者らしき人は見当たりません。

打越保育園が、園児に対して乱暴な言葉遣いをしたり、手を強く引っ張ったりするなどの行為を、本当に、日常的におこなっていたとすれば、保育園児は登園するのを嫌がるはずです。我が子が保育園に行きたがらないことが増えたりすれば、親は、必ず、絶対に、気付きます。そして、保育園の保育内容にも疑問を持つはずですし、乱暴な言動が確認されたら、保護者だって黙ってはいないでしょう。

また、もし、ウチの大吉や春子を可愛がってくれる先生が、園長から不当なパワハラセクハラを受けているということがわかったら、僕は先生を守るために一緒になって戦うような気がします…。

大学教授10人を味方につけるより、在園児保護者10人を味方につけた方が、区に対しても会社に対しても「強い」と僕は思うのですが、打越保育園では、そういう保護者の動きは無かったのかな?ということがちょっと気になります。

元職員は、裁判で、ピジョンハーツを相手どり、「復職」を求めているようですが、その要求が認められて復職した場合、職場や保護者にすんなりと受け入れられるかどうか、ということも少し気になります。

先ほども書いたように、一人前の大人が、まったくのデタラメや被害妄想をでっち上げているとも思えません。裁判にはなっていますが、その裁判で本当に双方納得がいくような結果が出るとも思えません。

パワハラの当事者とされる園長はすでにいなくなったそうですから、過去の話を必要以上に騒ぎすぎて、現在の在園児保護者や、これから入園しようとする保護者に不安や動揺を与えることも、避けられるものなら避けてほしいとも思っています。

「セクハラパワハラはなかった」と言う区の見解と、「セクハラパワハラがあった」という元職員の意見は180度違うので、僕としてもいったいどちらを信用していいのかわかりません…。

当時その園にいて、その先生と関わることがあった保護者の方からもお話を聞いてみたいところではありますが…。
スポンサーサイト
| 中野区をどげんかせんといかん! | COM(4) | TB(0) |















管理者にだけ表示を許可する