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2013-03-17 (Sun)
つづき


③それを現在無職でなんとか保育できる状況にあっても育児が大変で仕事の方が楽だからと預けることは正しいのですか?

YESとかNOとか言う以前に、設問が適切ではありません。

現在無職であるという前提もよくわかりません。産休育休は無職ではありませんし、無職の人は保育園には絶対入れません。

データがあるわけではありませんが、出産を機に完全退職している無職状態の方の場合、ゼロ歳児を保育園に預けて働き始めることは非常に少ないのではないでしょうか。ゼロ歳児を預けて働くつもりならそもそも退職しないでしょうし、妊娠中に就職活動をしても雇ってくれる会社があるとは思えませんし、新生児がいる女性を雇いたがる会社も多くないはずです。

そもそも、働く女性は、楽をしたいから仕事をするわけではありません。育児も大変ですが、仕事だって大変です。まして、育児と仕事を両立させることはもっと大変なはずです。

保育園に子どもを預けて働く女性が、「行政に子育てしてもらって、自分は金欲しさに働いて楽をしている」わけではありません。

④保育園に入園せずに手元で子育てする人には、保育園通園に伴い助成されるような費用は一切支給されませんよね。それでも例えば、在宅の人は税金は負担しますよね。不公平だとは思いませんか。


YES。不公平です。共産主義にでもしない限り、完全な公平はなかなか実現できません。

手元で子育てする人は、賃金を対価として得ていないという意味では「無職」ですよね。「無職」の人の納税額と、仕事をしている人の納税額はかなり違うはずですが、それは不公平だとは思いませんか?

昨日も書いたように、政治というのは、原則として、最大多数の最大幸福を目指すものです(例外もあります)。

「私は早稲田通りは使わないのに、私の税金を早稲田通り整備に使うのは不公平ではないか?」と考える人がいても、私以外の多数の人や、社会全体にとってそれが必要であれば、早稲田通りの整備はしなければなりません。

「私はまだ若いのに、どうして老人の年金や医療費を負担しなくてはいけないのだ」とか言いだしたら、社会制度自体が無茶苦茶になってしまいます。

質問者様は「子どもは家庭で保育するのが基本だから、保育園はいらない」という考え方なのですよね?

保育園児の数は全国で約210万人ですから、母親の数も100万人以上いるでしょう。保育園がなくなって、すべての母親が家庭に入り、日本の労働人口が100万人も減ったら、日本経済にも大きな影響が出てきます。

しかも今の社会構造では、いったん退職した女性が活躍できるような就職先はほとんどありません。

出産退職することがあらかじめわかっているような女性を雇いたがる企業もありません。たとえ未婚新卒であっても女性のまともな就職先はなくなるでしょうし、「女は使い捨て」「女には仕事は任せられない」ということにもなりかねませんし、もっと言えば、女性の地位低下にもつながります。

「子どもが生まれたら仕事はするな」という意見には私はとても賛同できません。

⑤そもそも行政に社会に援助されて自分の資産を増やしているのに
認証保育園ではだめで新たに認可を作れと署名を求めてくるのは正しいことなのですか?


YESでもNOでもあります。

ぶっちゃけ、保育料は安い方がいいですからね。認証と認可の差も「不公平」がありすぎます。

と同時に、保育料はもっと高くなってもいいから保育園を増やしてほしいという気持ちもありますけど。

でも、さっきも言いましたが、働けば資産は増えますけど、資産が増えれば増えるほど納税額も増えるんですよ。

また、働く目的はカネばかりではないし、質問者様が言うところの「社会」を構成するためにも労働は大切であるということは先ほど申し上げたとおりです。

認証と認可の大きな違いは、保育料と、庭の有無です。まともな公園が少なく、住宅事情の悪い中野区において、子どもたちが走り回れる庭の有無は大きな違いです。

まあ、認証保育所でも、中には良質な保育をしているところもありますし、預ける先がまったく無いよりはマシですが…。

⑥議会に属する議員が、法律に関して、推測に基づいて「きっとこうに違いない」と言う程度の認識で、記事を書くのは良くないと思います。不勉強であるならば勉強してから意見を持つべきで、良く分からないけれどこんな気がするレベルの話をされては困ります。政治家であるならば、勉強して、関連者双方(もしくは他方)の意見を聞き、熟慮を重ねた上で、言葉を尽くして有権者に姿勢を、意見を、政策を伝えていくべきでは無いでしょうか。


なるほど。それは理想的ですね。僕もそうありたいものです。

ご指摘の部分は、

「行政不服審査法についてはまだ調べていませんが、中野区のHPの税金のページには下記のような表記がありました。

住民税の賦課決定(税額の決定)、または滞納処分(差押など)について不服のある方は、区長に対して文書で異議申し立てができます。
 異議申し立ての際には、「異議申立書」を作成し提出します。

http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/216500/d001086.html

この処分に不服があるときは、この処分の通知を受けた日の翌日から起算して60日以内に、中野区長に異議申立てをすることができます。

行政不服審査法についても、ほぼ同等の内容なんでしょうねきっと。」

と、僕が以前のブログに書いた部分についてなんでしょうねきっと。

ホントは、これを書くにあたって、「行政不服審査法」についても調べたんですよ実は。といっても、一度検索しただけですが。

でも、「行政不服審査法」というキーワードで検索しただけでは、異議申し立て制度についてわかりやすく解説していて、引用しやすいページがすぐには見当たらなかったんですよね。

次に中野区のHPで異議申立や行政不服審査法について検索すると、それっぽいのが見つかったので引用しておくことにしました。

「調べていない」とは書いたけど、ホントは調べたんです。議員が間違ったことを書くと大きな問題に発展することもあるので、僕は、確信を持てない事や責任を取りにくい事については、常日頃、必要以上にボカして書くようにしています。

たとえば、「思い出洋品店 ニュアンス」と検索すると複数のページがヒットします。そのほとんどが、議会での公式発言について、「○○というニュアンスの発言をしました」とか、「○○というニュアンスの回答でした」という表現を、時としてくどいほどにしています。

公式発言なので、本来であれば一言一句間違えてはいけないところではあるのですが、速報性を重視したブログでは、そこまでいちいちこだわってられないので「ニュアンス」という言葉でボカして伝えているのです。

このところ、このブログを書くのに3時間も4時間もかけていますが、いくら議員だからといって、聖人君子ではありませんし、何でもかんでも知っているわけではありませんし、完璧ではありません。質問者様のおっしゃるとおり、「勉強して、関連者双方(もしくは他方)の意見を聞き、熟慮を重ねた上で、言葉を尽くして有権者に姿勢を、意見を、政策を伝えて」いくことが理想であることは私も承知していますが、公の場での発言でもない、たかがブログに毎日3時間も4時間もかけていられませんよ。だったらよくわからないことはよくわからないと前置きしてそのまま書いてしまった方が合理的です。

ある意味、議員であるがゆえにあえて慎重な表現をした、その結果でもあるんですが、バカっぽく見えていたらごめんなさい。

でも、たぶん、ネット上での発言数は、つまらないプライベートな発言も含めて、中野区議会では僕が一番多いはずですよ。(誤りがあると問題になるので、「たぶん」「はず」と推測表現を二度使用しました)

中野区議会議員は42人いますが、「中野区 待機児童」と検索して最初にヒットする区議のページは僕のページです。

質問者様のおっしゃることはごもっともですが、僕のスタンスとしては質より量とスピードを重視する。そのためには、正確でないことは調べるのではなくて、正確でないことは正確でないと付記した上で書くことも、時と場合によってはある。ということです。

とりあえず、いただいた質問については以上です。今日は、夜の会合を終えて12時前に帰宅して、このブログ書くのに4時間ぐらいかかったので、今は午前3時半です。

あらためて質問者様の非公開コメントを読み直してみましたが、「貴殿にご質問と、署名を求めてくる彼女たちへのせめてもの啓蒙をかねた内容になっています。」 と書いてありました。

署名は僕が直接求めてるわけじゃないんですけどね~(笑)

単に、答えにくい質問をして僕を困らせたいというよりも、保育園を求めるママさんたちを啓蒙したいという意図での質問であったようですね。

でも、僕もあまり保育園保育園言いすぎて、働く女性を擁護しすぎて、幼稚園ママさんとか、専業主婦を敵に回してしまうのもいろいろ都合がよろしくないんですけどね…。

こうやっていろんな意図を持って寄せられる質問に、ホントにバカ正直に答えることが僕にとってメリットのあることなのかどうか…。有権者の声や期待に応えることは政治家の義務だと思っていますが、この質問者様が僕に期待しているとは思えないし、僕とどんなに議論したところで、お互いにわかりあえるとも思えない。

今回のような場合、どう対応していけばいいのか。今さらながらに迷うところであります…。
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| 中野区をどげんかせんといかん! | COM(0) | TB(0) |















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