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2012-09-24 (Mon)
昨日は午前中から夕方まで撮影が3件ありました。
さすがに1日3件も撮ると、当日はいいけど次の日がキツいな…。
でも今日は本会議での一般質問なので、休んでるヒマはありません。



第3回定例会 小宮山たかし 一般質問 1、フィルムコミッションについて(ほかもう1件あり)


「中野新橋駅の地下には、諜報機関の秘密基地がある」というのが、1967年公開の映画、007は二度死ぬの中での設定であります。私が生まれる前の話ではありますが、今も、ときどき、地元住民が思い出したように口にする話題であります。

数年前のことですが、区内の川島商店街でテレビコマーシャルの撮影がありました。

有名タレントが商店街を闊歩して、酒屋でお酒を買うというシーンの撮影です。実際のオンエアはほんの数秒でしたが、撮影そのものは2~3日がかりで非常に大規模なものでした。

この撮影にあたって、店舗を1週間貸しだしたお店には70万円の休業補償金が入り、そして、撮影隊に休憩場所や荷物置き場を提供し、撮影に便宜をはかった商店街に対しては、30万円の撮影協力金をいただきました。

これは大規模なテレビコマーシャル撮影ということで、特殊な例ではありますが、川島商店街では年間30回前後のテレビ・映画の撮影が頻繁にあり、その撮影に協力することに対して、多い年で100万円程度という少なからぬ収益にもつながっているという実績があります。

この撮影協力活動を、商店街独自でもう少し推し進めていけないものかどうか。今までは、「問い合わせが来れば」対応をしていたものを、これからは、「ぜひ来てください。川島商店街を使ってください!」という体制に変更できないものかどうか、現在検討をしている最中です。

他の自治体を見てみますと、23区では、台東区と墨田区に、区が関与しているフィルムコミッションという組織があります。

フィルムコミッションとは、コマーシャルやドラマや情報番組などのテレビ番組や、映画や、雑誌等の撮影・取材に対して、撮影場所の紹介などの便宜をはかり、その見返りとして、自治体のイメージアップや、地域経済および文化活動の振興をはかるという組織です。

台東区の場合、1000万円の予算で民間に委託。区役所の観光課にフィルムコミッションのデスクがあり、1名の専従職員が運営をしているそうです。

墨田区の場合、予算の詳細は不明でしたが、2名のスタッフが、観光協会と兼任で仕事をしているそうです。墨田区はスカイツリー完成の影響もあり、撮影件数が以前と比べて飛躍的に伸びているそうです。

東京都が運営をするロケーションボックスという、東京都全体のフィルムコミッションがありますが、台東区・墨田区での撮影場所登録件数そのものが多く、フィルムコミッションがあると紹介する側もされる側も助かるため、台東区・墨田区への紹介が圧倒的に多いというお話でした。

くり返しになりますが、台東区は、年間1千万円の予算で、いろんなテレビ・ドラマ・映画・雑誌など、昨年度は約1200件の様々なマスコミ媒体に登場をしているそうです。中野区は、今回の補正予算で、120万円の予算を組んで、東京人という発行部数3万5千部の雑誌に、4ページだけ、記事を掲載していただくということです。単純な比較はできないものの、台東区は1000万円で1200件。中野区は120万円で1件。中野区をPRすることに対して反対はしませんが、費用対効果を考えた場合、どちらが効果的であるのかは、言うまでもありません。

23区だけで考えた場合、23区の西側には、撮影協力を積極的に進めている自治体は、今のところひとつもありません。また、中野区は、都心からの交通の便が良いという大きなアドバンテージがあります。鶏口となるとも牛後となるなかれということわざもありますが、今、撮影協力活動を積極的にすすめていけば、23区西側での先行者利益を一人じめすることも、決して不可能ではないのです。

中野区は、今、大きく変わろうとしています。新しい街の新たな息吹を、皆様も肌で感じていらっしゃることと思います。

今こそ、中野区に、フィルムコミッションを設立してみてはいかがでしょうか?

地域のPRになることはもちろん、私が冒頭に申し上げたように、商店街や撮影協力店に対しては少なからぬ金銭的なメリットも発生します。公園や、使われていない学校など、区の施設を撮影に使う際には、区に対する収益も発生します。

また、撮影隊のためのお弁当、いわゆるロケ弁が区内業者に発注されたり、区内の宿泊施設が利用されたり、エキストラなどの雇用が発生するなど、直接間接の影響も、少なからぬものがあります。

さらに、たとえば「北の国から」というドラマが撮影された北海道富良野や、大林宣彦監督が「尾道三部作」と呼ばれる映画を撮影した広島県尾道市のように、半永久的に観光客が訪れるような、新たな文化遺産が中野に生まれるかもしれません。

冒頭に紹介したように、撮影から40年以上たった今でも、「007 中野新橋」と検索をすると、複数の情報がヒットして、中野新橋の駅や街に対する愛着を深めるために役立っている様子をうかがい知ることができます。

中野区は、空襲被害を受けたエリアも多く、名所旧跡などの観光資源に恵まれているとは決して言えない区であります。新しい街の魅力を創造していくために、今こそ、フィルムコミッションを設立して、中野区の活性化・魅力向上に役立ててはいかがでしょうか?
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| 中野区をどげんかせんといかん! | COM(0) | TB(0) |















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