123456789101112131415161718192021222324252627282930
2015-11-30 (Mon)
ただいまより、小宮山たかしの一般質問をさせていただきます。質問を一件省略したほか、その他の質問を一件追加させていただきます。

今年1月から11月1日まで、中野区の5歳以下の乳幼児人口がどれだけ増えたのか調べてみました。1月には12503人だった乳幼児人口は、11月には12951人と、わずか10ヶ月の間に450人も増えていました。

こうした急激な人口増と共に、保育需要そのものも近年増加傾向にあり、待機児童の解消が急務であることを、私はこれまで幾度となく訴えてまいりました。

今、来春の保育園入園申込受付が始まっていますが、昨年の待機児童数が172人であったのに対し、来春新たに増加される予定の定員数は約500人分と、単純計算をすれば、来春の待機児童数がゼロになってもおかしくはありません。いろいろと細かい部分には不平や不満がないこともありませんが、総じて言えば、区の待機児童解消にかける意気込みは非常にたのもしく、もし、本当に待機児童が解消して、私の政治目標の一つが達成されてしまったら、私は区議会議員としていったい何をしていけばいいのか、ま、個人的にはですね、ちょっぴり心配もないわけでもありません。

さて、来住議員の質問にもありましたが、今回、若宮に新設される民設民営の保育園に関して、近隣住民への周知が足りなかったのではないかということが東京新聞に取り上げられておりました。

区が保育園新設を発表したのが6月末、それ以降、複数の近隣住民が区や事業者に対して情報提供を求めたそうですがその対応は鈍く、業を煮やした近隣住民が、近隣住民の総意として説明会の開催を要望し、第一回目の説明会が開催されたのは、保育園新設の発表から4ヶ月も経過し、基礎工事が始まった11月になってからのことであったそうです。

民有地に建てられる、民設民営の保育園ですから、説明会をするかしないかということは事業者に任せているというのが区の判断なのでしょうが、その保育園を誘致したのは誰ですか?中野区です。その保育園新設に補助金、区民の税金を出しているのは誰ですか?中野区です。その保育園の入園審査をするのは中野区です。その保育園の運営に関して何か問題があれば指導監督するのも中野区です。そして、その保育園に子どもを預けるのは中野区民であり、保育園というのは、区民の命を預かる施設でもあるわけです。

民設民営の、たとえばマンションと、民設民営の認可保育園を同列に考えて、民設民営だから区はタッチしません、説明会は事業者の責任で行いますというのも、区民にはなかなか理解されにくいお話です。

近隣住民には住民ならではの言い分もあります。たとえば、保育園の前の道路は近隣の抜け道として活用されており、朝夕の交通量は意外と多いとか、その地域に住む住民でなければわからないような地域の特性や特殊事情もあり、今回の若宮のケースに限らず、保育園の新設にあたっては、近隣住民の要望を取り入れた設計や運営をされることが望ましく、地域に愛される保育園として、今後、半永久的に、保育園と、住民が共存共栄していくためには、近隣住民の理解を得るための事前調整が非常に重要であります。

区が説明会を主催しろとまでは言いませんけれども、地域住民と事業者の間に立ってしっかりと調整をおこない、区外から来た事業者ではなかなか把握できないような地域事情も踏まえた、適切なアドバイスや助言を、より積極的におこなうべきでありますが、いかがでしょうか?

次に、学習支援事業の拡充についての質問項目をあげ、しいの木塾の拡充について質問しようと思いましたが、今回は割愛させていただき、奨学金について質問をさせていただきます。

長野の山奥で生まれ、新聞配達少年であった私が、今、ここ中野区で区議会議員をしていられる。私はその原動力は教育、教育の力によって、私は、貧しさの中から抜け出すことができた。自分自身の経験を通して、私は教育の力を、信じております。

今、アベノミクスによって経済の格差が開き、貧しい者はますます貧しくなっていく貧困の連鎖が、止まらなくなっていると言われております。

本来、子ども達には無限の可能性があります。夢を目指して頑張れば、報われる。そういった社会を作っていくことが我々大人、そして政治家の責任であると、私は考えております。

しかし、生まれ育った環境によって、夢を見ることができない、たとえどんなに頑張っても、夢をかなえることができない、そんな環境で生きている子どもたちをなんとかしてあげたい。たとえ貧しい家庭に生まれても、頑張れば、区議会議員ぐらいにはなれますよと、そういう、そういう社会を私は作りたいんです。

かつて中野区には、高校の進学にあたり、独自の奨学金制度がありましたが、平成20年に廃止されてしまったそうであります。

かつて廃止された理由を紐解いてみますと「他の奨学金制度と比べて見劣りがするため、中野区独自の奨学金をやる意味があまりない」という理由でした。「中野区から借りるよりは、他んところで借りた方がいいですよ」と、それはそれでもっともなことなのですが、たとえば大田区は、無利子貸付奨学金や、返還不要の給付型奨学金など、他の奨学金制度に引けをとらない魅力的な奨学金制度を、区独自で持っており、その利用者は1000人を越えるそうです。また大田区以外にも、杉並・荒川・足立・世田谷・江戸川・品川など、23区でも独自の奨学金制度を持っている区は少なくありません。

子どもの貧困や、その貧困の連鎖が問題となっている今、あらためて、中野区独自の奨学金制度の復活、もしくは創設をされてはいかがでしょうか?

次に、その他の質問として、業務委託の提案制度について質問をさせていただきます。区が、区民団体からの提案を受け、必要に応じて、その業務を、提案してきた民間団体に委託するという、「業務委託の提案制度」が始まって10年が経過しました。しかし、過去10年で採択されたものは計3件のみ。そのうち、現在も事業継続しているのはたった1件のみであります。

初年度は7件、次年度は6件あった応募の数は年々減り続け、昨年にいたっては、応募そのものがゼロ件でありました。

区民の間にも、この制度のハードルの高さ、ネガティブな認識や評価が、広まってしまったのではないかと、私は考えています。

業務委託の提案制度そのものは、「新しい公共」の理念とも合致していますし、民間にできることは民間へという区の姿勢とも合致しています。さらには、民間ならではの柔軟な発想で、これまでになかった新しい事業を興してくれるものと、私も多いに期待したいところであります。

しかし、現在の制度が悪いのか審査が悪いのか、応募者が悪いのか、とにかく、今のままでは、仏作って魂入れず、有名無実で形骸化した制度になり、うるさい区民からのクレームなどがあった際に「そういう提案は業務委託の提案制度にしてください」と、区民からのクレームをかわすための、単なるガス抜き、逃げ道に使われたりしてしまうのではないかと危惧しています。

これまでの10年を振り返ってこの制度に対するチェック・検証と、何らかのアクション・改善策が必要なのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
スポンサーサイト
| 中野区をどげんかせんといかん! | COM(0) | TB(0) |